第4訓

 



「気がついた?」

 目覚めたの目の前には一人の綺麗な女性がいた。

「まさか人が降ってくるなんて思いもしないわ」

 かろうじて白衣と聴診器から女医だとわかるが…

 それ以外はまさにお色気担当の格好であった。

 赤い瞳に同じく赤い髪は後ろで束ねられていて、これでもかとミニスカから出している太もも。ボンッキュボン!を地でいくスタイル。 胸の谷間もしっかりと拝める服装。

 エロさの塊であった。

「あ、あの…」

「ん? 何?」

「ここどこなんでしょうか?」

「ここ? ここは真選組屯所内の医務室よ」

 はぽかんと口を開けてしまう。

(とんしょ? なんだろう。それに真選組って漢字間違ってない?)

「どうしたの?」

「いえ! なんでもないです」

 「それならよかったわ」といいながらその美人さんはにコーヒーを渡した。

「私は。貴方は?」

「私はといいます」

「そう、ちゃんっていうの」

 ここでは辺りを見回した。

 医務室らしいが部屋にベットなどはなく純和風の造りである。それなりの広さの部屋を半分以上 占めている薬が所狭しと置いてあった。

 と、ここではふと気づく

(私、なんでこんな所にいるんだろう?)

 気づくの遅せーーーー!

 まあこれがこのヒロインの特徴なんですけど……

「私、どうしてここにいるんですか?」

「空から降ってきたからよ」

(へっ? どういうこと?)

 訳がわからないというにくすくすと笑いながらは説明した。

「昨日の夜だったかしらね? 月をみていたら貴方が空から降ってきたのよ。いえ、降りて来たの方がいいかしら。 ふわりふわりと降りて来た貴方には意識が無かったからここまではこんできたのよ」

(そういえば私、銀魂と書かれた漫画を読もうとしてページを広げた瞬間目の前が 暗転してそれから―――それから?)

 それから、おこったことを思い出すことができなかった。

 きっとそれから何かがおこってはここに降りて来たはずなのだが。

「それじゃあ、私は仕事があるから戻るけどなにかあったら呼んでね?」

「はい。ありがとうございます」

















 さて、と私はえーっと仕事といって出てきてみたけれどなーんも仕事なんてないんだよね。 でもなんか一人の方がよさそうだったしね。

「あーーー暇だ」

「それならこれやれ」

「うおぃ!! 背後に立つな!」

 私はいきなり後ろに立ったひーちゃんに驚いてしまった。

 しかもなんか書類を突きつけてくるんですけど

「それよりもお前、例の女の子はどうなんだ」

「意識取り戻したわよ?」

「「「「「「「本当か!!!」」」」」」

 いやいやあんた達どこから湧いて出てきたんだよ。全くさぁ。

 空から降ってきた美少女ということでそれで無くても女がいない屯所ではまたたくまにちゃんは 屯所のアイドル的存在にまで上り詰めていた。

 私の意識取り戻した宣言によって隊士全員が医務室に向かって走っていった。

「元気ねぇ〜。そんじゃあ私は散歩にでも…」

「どうせ暇なんだろうがてめぇ。この仕事を終らしてから散歩でもなんでもいけ」

 くっ! 仕事なんてやってられっか!!

「さらばだ!!」

「おい! まててめぇ!」

 叫ぶひーちゃんをよそに私は廊下を走り去るようにして駆け抜けていった。





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