「ルークはどこ!!」
は必死にルーク達の姿を探すがどこにも見当たらない。
「どこよ!!!」
(このままじゃあ間に合わない!!)
「ふふふ、無駄よ。もう間に合わない」
声に反応したが後ろを振り返るとそこにはの姿があった。
「!!」
「そして貴方の死に場所も……此処」
「!!!」
が自身の身に起こった出来事を理解したときにはもう既に剣が体を貫通していた。
鈍い痛みがを襲う。途切れること流れる血。次第にぼやけていく視界。そこでは今の状況の答えを知る。
「わた、し、死、ぬ……の?」
には今おきていることを信じることができなかった。今まで楽しく旅を続けてきた仲間の突然の裏切り。
いや、これは裏切りというのだろうか?
「なん、で? が、私…を?」
「死に逝くものに答える必要はない」
そして、はの体を貫いていた剣を一気に抜き取った。
「あぁぁぁぁぁーーーーーー!」
感じたことの無い痛みには絶叫をすることしか出来なかった。
栓の役割を果たしていたものが無くなりの体からはこれまでとは比べ物のない量の血が溢れ出す。
「さようなら。」
はとうとう意識を手放した―――
「!」
「少し遅かったですね」
の前に現れたのはの絶叫を聞きつけて来たジェイド。
「何をしたのです!」
ジェイドはの傍らに血塗れで倒れているを見て言う。
「生き返らしたらどうです? ネクロマンサーさん」
そんなジェイドに見れば判るでしょうと言いたげには答える。
ジェイドの中のなにかが切れた瞬間だった。
刹那、ジェイドは槍でを一突きにしようとするがその攻撃はひらりと優雅にかわされてしまう。
「ふふ、私に勝てるとでも?」
戦闘能力の差は歴然だった。
「くっ!」
「あっ! そういえばこれ、貴方に差し上げますよ」
傍にあったの体を持ち上げジェイドに投げつける。
まるで、ゴミでも捨てるかのように……
「それではさようなら。大佐さん」
は宙に浮かぶと光を放って消えていった。
そして、アグゼリュスは崩落し大量の死者を出した。
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